夏休み恒例富士登山
(UPDATE 1999/8/31)

太田家の第7回富士登山の記録(負けてたまるか!)

最後のチャンス
 8/21に富士登山に失敗した我が家は8/29の夏休み最後の日曜日に望みをかけました。
天気予報は週末はくずれますとかってイヤなことを言っている。
悪いことに、元来は晴れ男の僕が今年は、外出のたびに雨が降るという事態が続き、すっかり雨男と言われる始末。
しかし、神は僕を見捨てなかったのです。29日、真っ青な空の下、無事、登頂を果たしてきました。
夏山シーズン終了ってのに凄い人気
28日
3:33、武蔵野出発
環八は予想通りの大渋滞。御殿場インターを降りて、牛丼屋で晩飯を摂る。
7:45、5合目駐車場到着
閉山式も終わったというのに結構な人手。
24時間TVの影響か、SMAPの罰ゲームの影響か?どうも、今年は富士山の人気が標高並みに高いご様子。
駐車場NO.212(一番上の駐車場に1つだけ空きがあった)
29日
1:20、登山開始
天頂には無数の星たちが天の川を作り、満月が登山道を照らしてくれている。
懐中電灯は必要ない夜である。
子供達に東の空から上がってきているオリオン座、我が家の車と一緒のスバル、天頂に近いカシオペア、ちょっと下がって北斗七星、大きく羽を広げた白鳥座、こと座のベガとわし座のアルタイルの夏の大三角形を教える。この大パノラマだけで富士山に来た価値がある。
1:45、新6合
この日の天気は「西の風やや強く、晴れ時々曇りか霧、午後一時雨か雷雨」だって、笑っちゃう位のオンパレード。実際、この6合目附近でもかなりの風である。気温は12度
2:07、6合目
やはり、長男の体調が今一つであることに気づく。
前日、部活のトレーニングで、家を出るときから大臀筋が筋肉痛とか訳のわからんことを言っていたのを思い出す。
2:44、新7合
下山してくる人と結構すれ違うが、この時間帯に下山してくる方々は登頂断念組であることに気づく。
3:38、7合目
新しい山小屋の基礎工事中の模様。初雪が振る前までに建ててしまうのでしょうね。
4:38、八合目
東の空から金星が太陽の露払いをするがごとく上ってくる。
地平線の藍と橙、みんなが顔を赤く照らしながら東の空を眺めている。
「どうだ、やっぱり晴れ男だろが!」と自信を取り戻す。
長男も太陽から、少しばかり元気をもらう。
5:42、九合目
やっぱり、万年雪はない。7月にくればあったのかしらと考える。
6:25、九合五勺
朝食用にもってきた「おにぎり」を食べようを合い言葉に登る。
7:10、頂上
閉山後の山頂はやっぱり、淋しい。
富士館も閉まっているので、¥800の味噌ラーメンも食べれない。
極寒の夜の頂上から開放されたせいか、昼寝している人だらけだ。
僕らも朝食後、ついウトウトとしてしまう。
30分くらいで気がついてみんなを起こすが、時すでに遅く、長男が頭痛を訴える。
山頂、越冬用タイムカプセルをとある場所に埋めて、下山。
12:50、5合目駐車場へ帰還
途中、頭痛がひどくなった長男の荷物をカミさんがカミさんの荷物を僕が持ったりしながら、なんとか下山してきたが、1つ1つのステップの段差が大きい富士宮口は頭にガンガンと来たようで、かなり辛そうであった。
「降りれば、直るから急ごう」という僕の言葉にも動けないシーンが何度かありましたが、止まっても何しても頭痛がとれないことを本人が自覚した後は、吹っ切れたようにスタスタと下山をしてくれました。
今回の頭痛の原因として、カミさんは「人が多くてただでさえ薄い空気が今日は特に薄くなったんだ!」と説得力あるようなないような事を言っておりましたが、なんでしょうね?
降りてから、彼が元気になったのは言うまでもありません。
子連れ登山も子供が大きくなれば、なったで難しいもんです。

付録、富士山のチップ制トイレに¥300を投じてきました!

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